2014/10/13

むずむず脚症候群

『むずむず脚症候群』という病気をご存知ですか?



私は、今、むずむず脚症候群の薬を飲んでいます。

『むずむず脚症候群』は、脳の貯蔵鉄の量が足りないために神経伝達物質のドパミンが正常に機能しなくなり、神経の興奮を抑えることができなくなってしまって、体の感覚に異常を感じるようになってしまう病気らしい。



発症したのは、2年くらい前。


東京都から愛知県に引っ越した後から、夜に寝ようとすると、足の中を虫が走っているような感覚が表れ、足が痙攣してしまい、眠ることができなくなってしまった。
はじめは、新しい地での生活に疲れが出ているのかと思い、昼間に寝て、症状が出る夜に活動するという日を送っていた。

しかし、1か月以上経っても症状は変わらず、夜に眠れないことがストレスに。


ついに病院に行くことを決心し、大きな病院に行ってみた。

だが、診察してくれた医師が、「検査をしたが、原因はわからない。」としか言ってくれない。
普段は初見の人に感情を露わにしない性質だが、眠れない日々が続いていた私は精神的に疲れており、「眠れないのに、そんなことを言われ、どうすればいいんですか?」と涙声で訴えた。
すると、医師は、「症状を聞くと、むずむず病というものかもしれないが、専門ではないから、うちではわからない。」と言った。


結局、インターネットで『むずむず病』というものを探し、『むずむず脚症候群とは』という記事を掲載している病院に予約を取ってみた。

その病院では、血液検査などを行った後、筋肉などの動きを測定する装置を一晩貸してくれた。
その装置を夜寝る時に足に付け、眠っている間の筋肉などの動きを測定。
足が痙攣し、眠ることはほとんどできなかったが、横になったまま測定を続けた。
朝になり、装置を持って病院に。

装置のデータを見ると、眠りにつく頃からしばらくの間とその数時間後に、筋肉が痙攣していることがわかった。
眠気がかって睡眠状態に入っている間も小さな痙攣が続いており、かなり頻繁に足が痙攣しているようだった。

そして、血液検査の結果でも、脳にある貯蔵鉄の量が少ないことがわかり、『むずむず脚症候群』という病気であることが判明。

その日から、ドパミンと似た働きをする薬を飲むことに。
薬を飲むと、足の症状が軽減され、夜に眠れるようになりました。



今は薬のおかげで眠れているので生活には問題ないが、なぜ眠れないのかわからなかった時は、とても苦しかった。
人前ではほとんど泣かない私が、初めの診察後に病院で大泣きしたほど。

人によっては、原因が分からずに、うつ病になったり、自殺したりする人もいるとか。
そう聞くと怖い病気だが、早めに専門医に出会えた私は幸せだと思う。

問題なのは、この薬が妊娠の可能性を下げてしまう可能性があること。
そして、妊娠した時は薬が飲めなくなるということ。
そのことだけが不安です。



いつか、薬を飲まなくても眠れるようになってくれると、いいな。

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